【圧倒的】ASMRチェンソーマンについて語る回【幻聴】
※ネタバレ要素。コミックス未発売シーンの要素あり。
※この記事は、幻聴が聞こえる厄介オタクと、その厄介の妄想による提供でお送りします。
どうも、皆さんこんにちは。
チェンソーマンで4番目に好きなキャラは
「ん~みんなホントにマキマさんの事が好きだなぁ」の人です。
ヤマトたかはしです。
チェンソーマンで4番目に好きなキャラは
「ん~みんなホントにマキマさんの事が好きだなぁ」の人です。
ヤマトたかはしです。
チェンソーマン最終回、おめでとうございます。
僕は特にチェンソーマンの音の表現が好きです。
特に好きな場面が溢れているのは単行本9巻です。
聖歌隊が歌っているシーンから入ることによって、賛美歌がBGMで流れているような導入。
神々しく、禍々しい銃の悪魔の降臨シーンが描かれた直後、BGMを一瞬でかき消しながら降り注ぐ銃弾の雨。
しかもその音の緩急を擬音表現等も一切使わずにやってのけているのが凄まじい。
残虐なシーンではありますが、かなり好きなシーンの一つです。
クァンシ達の夜。
神々しく、禍々しい銃の悪魔の降臨シーンが描かれた直後、BGMを一瞬でかき消しながら降り注ぐ銃弾の雨。
しかもその音の緩急を擬音表現等も一切使わずにやってのけているのが凄まじい。
残虐なシーンではありますが、かなり好きなシーンの一つです。
チェンソーマンでは他の場面でもBGMをこちらに示唆してくるような場面があったり、無音をうまく使うことで独自のテンポの良さや、連続的で映像的な表現を実現させているシーンが多くあります。
漫画という音の無い媒体において、絵で音を表現する作家さんは本当に凄いと思います(小並感)
はてさて、少し話が変わって
私、ASMR・同人音声オタクでもあります。
これまで使った金額は二桁万円超え、寝付くのに、寂しさを紛らわすのに欠かせない存在としてここ二年間くらいお付き合いをしております。
私、ASMR・同人音声オタクでもあります。
これまで使った金額は二桁万円超え、寝付くのに、寂しさを紛らわすのに欠かせない存在としてここ二年間くらいお付き合いをしております。
そんな私の最近身に着けた能力として
「漫画の中の音を勝手に音声作品のように再生してしまう」
というものがあります。 効果音やBGMだけでなく、
環境音やセリフが音源の距離なども踏まえて繊細に脳内再生できる能力です。
「漫画の中の音を勝手に音声作品のように再生してしまう」
というものがあります。 効果音やBGMだけでなく、
環境音やセリフが音源の距離なども踏まえて繊細に脳内再生できる能力です。
これを用いて、チェンソーマンを楽しんできた私が、第一部完結記念として
独断と偏見による
【ASMR】チェンソーマン、ベストエピソードランキングの上位を発表していきたいと思います。
【ASMR】チェンソーマン、ベストエピソードランキングの上位を発表していきたいと思います。
そろそろ読者厳選もできたことだと思うので、サクサク行きます。
第5位
アキ視点による姫野先輩との過去。煙草を吸うようになったきっかけ。
ここのシーンの音の立体感が本当に凄いんですよね。
はじめの「一本あげる」のコマの背景で他の客が居ないことを確認。人が多くない時間帯の店ということで。
飲食店なので、水の流れる音や食器を洗うような環境音が聞こえてきます。そして真正面にいる姫野先輩からの誘いにより、会話と煙草のラリーが繰り広げられていく…
飲食店なので、水の流れる音や食器を洗うような環境音が聞こえてきます。そして真正面にいる姫野先輩からの誘いにより、会話と煙草のラリーが繰り広げられていく…
このシーンがランクインすることを意外に思った人も少なくないと思います。
何故ならこのシーンは、耳元で囁いているわけでも、多彩な効果音の鳴るシーンでもないからです。 一見すれば何ともASMRらしからぬ感じです。
何故ならこのシーンは、耳元で囁いているわけでも、多彩な効果音の鳴るシーンでもないからです。 一見すれば何ともASMRらしからぬ感じです。
今回のシーンはまさにそのタイプに当たります。
さっきの画像を注目して見てみてください。 姫野先輩が喋るコマでは吹き出しが基本センターにあります。
これはコマの広さによるものとも思われますが幻聴のプロ、私ヤマトたかはしはこう感じました。
方向としては正面から音が飛んできているが、姫野先輩は顔を左右に動かしながら喋っている=音に些細な角度の変化が生じる。
だからこそ私はこれを音で楽しみたいのです。
アキに対する姫野先輩の表情、感情の変化を音で感じてみることで、姫野とアキの間に流れている空気感。
さっきの画像を注目して見てみてください。 姫野先輩が喋るコマでは吹き出しが基本センターにあります。
これはコマの広さによるものとも思われますが幻聴のプロ、私ヤマトたかはしはこう感じました。
方向としては正面から音が飛んできているが、姫野先輩は顔を左右に動かしながら喋っている=音に些細な角度の変化が生じる。
だからこそ私はこれを音で楽しみたいのです。
アキに対する姫野先輩の表情、感情の変化を音で感じてみることで、姫野とアキの間に流れている空気感。
さらに、姫野からアキへの愛情の重さをより深く知ってみたいのだ。
しかしこれを体験してしまうと本編を読み返した時に、心の傷口がかなり深くえぐられてしまうのに注意。
第4位
クァンシ達の夜。
さて、この世には百合物、レズ物の音声作品も存在することをご存じだろうか。
これらの作品群にはいくつかのパターンがあるが、私が推したいのは純粋なボイスドラマ形式である。
登場人物一人だけの百合物は、利き手側が相手の女の子に自己投影できるという利点がある。
しかし、登場人物二人が会話するタイプの音声作品における、彼女らの間に流れる空気、彼女らが横たわるベッド、その部屋の壁紙などに自己を反映させるスタイルこそ覇道である。(超個人的見解)
まさしくこのシーンはそういったものにふさわしい。
四人の魔人に深い愛情をもって接するハーレムの主、クァンシ。
デレデレで積極的な態度のフタクチ。
常時手錠装備なのは何かの意図なのかクァンシの性癖なのか、ツノあり。
喋りはしないけど、めっちゃ手練れそうなツギハギ。
ハロウィン、ハロウィン、ハロウィン、ゾンビ。
第59話の扉絵から妄想します。
多分ですね、5Pするときに会話するのはクァンシとフタクチなんですよ。
ここが言葉責めも含みながらイチャイチャして。
受けとしては無口だけど反応しちゃうから責めがいのあるツノありが吐息交じりに喘いで。
それらの動きを察知して常に最善のサポートをするツギハギ。
コイツの動きはクァンシとフタクチの言葉から推測するしかありませんが、そういった少ない情報から想像を膨らませられるのも音声作品の醍醐味の一つ!!
そしてハロウィンと言い続けるゾンビ。こいつのハロウィンが一定リズムで流れることで精神に安寧が訪れることでしょう。
おまけトラックにはハロウィン耐久音声がついてきますね。いい眠りにつけることでしょう。 そして夜が明けるとハロウィンの事しか考えられず、ハロウィンとしか口から発せられなくなったあなたが発見される…という事態にならないように。
第3位
弱ってるパワ子さんとの生活~怖がり彼女と吸血添い寝~
間違いなく安眠向けではありません。
はい。もうタイトルコールまでしっかり聴こえましたね。
この辺りの弱ってるパワーって反則レベルで可愛いんですよね。
なんだお前ただただ可愛いだけじゃなくてギャップ萌え的なのもできるのかよっていう。
一周回って可哀そうにも見えてくる弱り具合ですが…
音声作品として聴くにはここのパワ子さんが一番だなぁということでランクイン。
ただこいつは添い寝音声にしてはかなりうるさいです。空前絶後のうるささです。
間違いなく安眠向けではありません。
パワ子さんの欠点とされるようなところはすべて一切の裏表のない「カワイイ」の前に一蹴されてしまうのだから。
ただただ可愛いパワ子さんをガチ恋距離で楽しめるのはこのシーンが一番!!
ボーナストラックは
「パワーと添い寝~ニャーコ視点~」
こちらも必聴です。
第2位
第80話「犬の気持ち」 あの壮絶な第79話との緩急で、多くの読者の記憶に残っているであろうエピソードが第2位にランクイン。これが1位なのではと思っていた読者も多いのではないのだろうか。
憧れの女上司の部屋に誘われるという雑に強いシュチュエーション
そしてまさかの犬、犬、犬、犬!!!!
犬の足音、呼吸、鳴き声、体毛の空気を揺らす音等とても心地よいノイズが楽しめる。
そして、その中でマキマさんの新たな一面が怒涛のラッシュで押し寄せてくる。
しかも大技、耳 元 で の 甘 や か し 全 肯 定
実際に音声作品前提で作られているのではないかというレベルで完全に理解っているこのエピソードに第2位を贈る。
デンジ視点の他に、ティラミス視点でのボーナストラックを楽しめるのも最高ポイントである。
聴き終わったころには犬になりたいどころか、既に完全に犬と化してしまったあなたがいるはずだ。
番外編
さて、第1位の前で惜しくもランク外となってしまったものの、どうしても紹介しておきたいシーンをひとつ。 言 い な さ い是非これは音で聞いてみてほしい。
聴覚情報のみでを与えられることで、この受刑者達の感情を近く味わうのがなんとも。
自分から離れた位置で
「…と言いなさい」
という聴こえるか聴こえないかくらいの声。
そしてその文言を呟く声が聴こえたと思えば、何かが地面に落ちたような音が響く。
一体何故自分が檻の外から出られたのか。
そしてどこに連れてこられてしまったのか、
何が起きてるかわからぬまま儀式は続いていく。
恐怖感が増していく中、ついに自分に近づいてくる女の声。
そして、耳元で命令が下される。
命じられたワードを、呟けば最後
ふいに訪れた一切のノイズも無い静寂。
どのくらいの時間が経ったのか。
もう再生が終わったのか。そうであってくれ。
目を開けて、イヤホンを外す。
シャツに染み込んだ体中にじわりとかいた汗。
自らの顔を両手で触れ、自分がまだ生きているを実感した。
これ以上にないカタルシスを感じた。
素晴らしい作品であった。
(※ここまで延々と実際に視聴したと申す者の証言を本にこの記事を書いておりますが、現実世界においてこのような商品の販売は観測されていません。by執筆担当)
第1位
レゼ編いや、もう場面とかエピソードどかじゃないじゃんって感じかもしれないが、もうレぜ編が一本の音声作品として売り出すのに適している構成、ボリュームだったのでこういった形でランクイン。
物語の構成としてかなり良くできているレゼ編を音声作品として売り出すのに適しているとか言っちゃうのもどうかと思うぞ、やまたかさん。
トラック1「出会い」
雨宿り、電話ボックスの中での出会い。その後喫茶店で再会し、物語が動き出す…
トラック2「勉強会」
隣に座ってくるシチュすこすこ。
喫茶店の落ち着く環境の中でドキドキさせてくる展開がハチャメチャに強い。
コーヒーづくりとかの音って、聴いてるだけでコーヒーの匂いとかも浮かんでくるようで、個人的にとても落ち着く音です。
トラック3「夜の教室」
今度は距離があるシチュ。
夜の学校ということで音も独特の反響をしますし、チョークの音が響くのがなんとも音フェチ的には良。
トラック4「教えて」
衣擦れ音、水音とかなり音フェチにささる音源あり。
まるで世界には二人だけしかいないような、そんなシチュがなんとも寂しくて、甘酸っぱい。
トラック5「再びの雨宿り」再び夜の教室。今度は外の雨がホワイトノイズとして機能します。
最後レゼがトイレに行くところで、廊下に反響する声もかなりすこポイント。
トラック6「夏まつり」ここ、花火が打ちあがる前のやり取り、すごい好きなんだけど。
仕事辞めてって言われた瞬間デンジの視点じゃなくて素の自分に戻ってしまった思い出。やめてぇ逃げてぇ守られてぇ~~~
打ち上げられた花火、最大の愛情表現に見えたキスは、純粋な敵意。
無音の表現極まってますね。
この一瞬というのはデンジ視点では時が止まってしまったかのように感じるほどの出来事なので、音の表現一切なしの演出が物凄く映えてて好きなんです。
だがしかし
ただ歴戦の音フェチにして無数の性癖を持つ男ヤマトたかはしとしては、
「ディープキスをしていたと思ったら舌をかみちぎられていたASMR 環境音.夜空に咲く大輪の花火」
を聴きたいという気持ちが抑えきれなかったんですよね。
(ラストスパートでとんでもないこと言い始めたぞコイツ)
ということでレぜ編はここまでで切り取って
「【雨音・花火】
あのカフェで待ってる~俺のことを絶対好きなエロ女と夜のプールで~
【サマーチェンソーASMR】」
という猟奇バッドエンドもの音声として発売してくれませんかね。
ボーナストラックには
これをつけてもらいましょう。
ちなみにこの後の怒涛の戦闘シーンについては7.1チャンネルスピーカーセットを組んで爆音で楽しみたいです。
あとがき
ということで、読みづらく気持ち悪い文章をここまで読んでくださった皆様、お付き合いありがとうございました。
自分にはチェンソーマンASMRという幻聴を誰よりも明瞭に聴いていた読者であるという自覚があるので、この記事は書かずにはいられませんでした。
自分だからこそ書けた記事であったらいいなぁと思います。
心残りとして、記事のテーマ的に作品としての感想についてはあまり触れなかったので、それはまた別の機会にと思っています。
さて、アニメ化が決定した今、いったいどんな映像演出、そして音の演出がされるのかを非常に楽しみにしています。
第二部も待ち遠しくてたまりませんね。
それでは、またどこかで。
P.S.